うつ病の限界だった?大男が頸動脈をバッサリと!(2-20)

うつ病の限界で傷 アルコール依存症・精神病院入院体験談
ポチしていただけると嬉しいです!
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アルコール依存症へ  

まるで格闘家のような大男がデイルームに

うつ病の限界の大男
フリー素材ぱくたそより引用

デイルームをのそりのそりと歩いていく、見上げるような背格好の男性がいた。

背が高く、肩幅も広く、まるでプロレスラーのようだった。

話しかけると、アリマさん(仮名)と名乗った。

ぼそりぼそりと喋り、無口で自分からはしゃべらない、そんな大人しげな人だった。

ぼくの背丈は180センチと少し、若干ではあるが平均より少し高いほうなのだが、その目の高さのあたりに彼の肩がある。

彼は背が、頭一つぶんよりも高かった。大男と言われるような体つきだった。

背があまりに高い人によくある特徴で、彼はいつも前かがみで猫背だった。

申し訳なさそうにかがんでいる肩が、ちょうどぼくの目の高さだ。

背筋を伸ばしてしゃんと立つと2メートル近くあるだろう。

肩幅も広く、脂はない。

うつ病の限界のおとなしい大男
フリー素材ぱくたそより引用

こんな大柄な人が暴れる精神病患者だとすれば大変なことだ。

男性の看護師は柔道をやっているが、2~3人とびかかっても取り押さえられないだろう。

しかし彼はおとなしかった。人と喋るのを見たことが無い。

のそのそとゆっくり歩く姿は、まるでプロレスラーか格闘家だ。

他の患者は彼がおっかないのか、話しかけているのを見たことがない。

スポンサーリンク

首に包帯を巻いているのはなぜ

うつ病の限界の人の包帯
フリー素材ぱくたそより引用

そんな彼の顔を見上げると、首にぐるぐると包帯がまいてあった。

よくむち打ち症の人にかぶせてあるクッションではなく、明らかに外傷を手当てしたと思われる包帯だ。

何かケガをしたのか。ケンカか、事件でも起こしたのだろうか。

首に怪我を負わせたという事は、ナイフなどの刃物か?

こんな大男とケンカするヤツは勇気があるな、と思った。

うつ病の限界だったのか、大男が頸動脈をバッサリ切る

うつ病の限界で頸動脈を
フリーフォト写真ACより引用

数日後、包帯は取られていた。

包帯が巻いてあった場所、首の左側の鎖骨かれアゴの下まで、頸動脈にそって20センチほどの生傷があった。

首をかき切った」ように、首筋にナナメに傷跡がある。

たった今、傷が塞がったといわんばかりの幅1.5センチほどの傷跡が赤く残っていて、生々しい。

彼が生きている、ということは傷は頸動脈まで達していなかったということだ。

もうほんの少し深く切っていたら、部屋中に鮮血が飛び散っていただろう。

彼はここにはいなかったであろう。

よくぞ死ななかった・・・・・・

彼は、うつ病だと自分で言った。

だからしゃべらないのか。

自分でやった」のだ、と、彼は遠くを見つめながらつぶやいた。

スポンサーリンク

うつ病の限界、本気で自傷する

うつ病の限界で自傷
フリーフォト写真ACより引用

彼は自傷、しかも傷口からすると、本気で頸動脈をかききって死ぬ気だったようだ。

よくまあ死ななかったことだ。

うつ病の限界で、自傷行為があるため入院させられたようだ。

身体は人より大きいのに心は人より弱い。

すこし可哀そうになった・・・・・・