閉鎖病棟の保護室からの開放、囚人からやっと自由の身に!(2-17)

閉鎖病棟の保護室からの開放 アルコール依存症・精神病院入院体験談
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閉鎖病棟の保護室の朝

閉鎖病棟の保護室での夜明け
フリー素材ぱくたそより引用

今日で4回目の朝を迎えた。

相変わらず窓は薄暗く、少し青みがかかっている。日の出前だ。

そして今朝も時間がわからない。4時なのか5時なのか。6時過ぎると、検温などのため看護師がバタバタ動き出すので分かるのだが。

しばらく待ったのか、数時間もまったのかさっぱりわからないが、ガチャリとドアがあいた。

看護師
看護師

ふくさん、検温お願いします。

やっと6時を過ぎたらしい。

体温計は、一般の脇にはさむヤツと、オデコにあてて1秒で計れるヤツとがある。今朝のは1秒で計れた。ほんのささいなこと、どうでもいいことが嬉しい。

そしてまたしばらく待っていると

看護師
看護師

ふくさん、朝ごはんですよ 。

と看護師が通りかかりに言い、鍵をガチャリとあけてくれた。

閉鎖病棟の保護室にいると、たまらなくタバコが欲しい

閉鎖病棟の保護室ではタバコが吸いたい
フリーフォト写真ACより引用

しかしぼくは朝メシよりもなによりも、ニコチン切れのためタバコが吸いたい。飯を食べないと喫煙できないため、しかたなく飯を食べた。

食パンをトースターで焼いて食べた。入院当初に比べると、ずいぶん食べれるようになってきた。胃腸が復活してきたらしい。

食べ終わると、一目散に喫煙所に向かった。そして一服しながら、たまたま同じ時期に入院していた旧友と話をした。

彼はどうやって手に入れたのかがわからないのだが、ポケットにタバコを1箱隠し持っていた。見張りの看護師が他所を向いているスキに、1本いただいた。

貴重な1本が嬉しかった。

このような場所ではお互い助け合わないといけない。

タバコは本来、朝飯、昼飯、3時、夕飯後のたった4本である。

ヘビースモーカーではないが、4本というのはかなりつらい。一日中、ニコチンの禁断症状に襲われる。

いっそのこと、タバコ無しにしてくれたほうが楽かもしれない。
※現在の瀬野川病院は終日禁煙でタバコは吸えません。

一服がおわったら、歯磨きして、また保護室に戻される。

なるだけゆっくりと歯磨きし、テレビのニュースを観て

看護師
看護師

みなさん、 そろそろ部屋にもどってください。

と言われるまで粘る。

マンガ雑誌をいくつか手に取り、保護室へ戻った。だいぶ正気に戻ってきたのか、マンガが読めるようになっていた。

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閉鎖病棟の保護室からの開放

閉鎖病棟の保護室のドア
フリー素材ぱくたそより引用

廊下に足音がやってきて、とつぜん、ガチャリと鍵を開けられた。

看護師
看護師

中間開放になりましたので、デイルームに出て良いですよ。

ドアを開けらた。

やった!

やっと保護室から開放だ!部屋から自由に出られるようになった。

隔離の刑では、3食とタバコの計4回、15分かそこらしか保護室から出られない。

あとはずーっと保護室の中へ監禁されていたのだ。

それが、自由にデイルームに出られるようになったのだ!

開放されるとテレビを観られる

閉鎖病棟の保護室からの開放でテレビが観られる
フリーフォト写真ACより引用

中間開放になり保護室から開放されると、午前中は2時間ほど、午後は3時間ほどデイルームで過ごすことができる。

デイルームにはいくつかのテーブル、椅子とテレビ、少しのマンガがある。テレビを観てよし、小さな本棚の少年ジャンプや単行本を読むのもよし。

多少は自由の身だ。

閉鎖病棟の保護室から出たら作業療法もある

閉鎖病棟の保護室から出たら作業療法
フリーフォト写真ACより引用

作業療法が毎日ある。

作業療法士さんが午前と午後に来て、筋トレやストレッチ、ゲームやパズル、音楽鑑賞、ビデオ鑑賞などがある。

今は亡きMOに、これまた懐かしい曲がたくさんダビングされていて、曲名がかいてあるファイルをを見ながらリクエストする。ビートルズやストーンズ、カーペンターズなどもいくらか揃えてあったので、よくリクエストした。

レット・イット・ビー」(どうにでもなれ)なんか今の状況にあってるな、とも思ってリクエストした。

一番うれしいのが「他の患者と会話できる」こと。えんえんと72時間ずっと繰り返してきた、過去の反省、会社の解雇、離婚、愛娘との別れ、という未来のシミュレーションから開放された。

デイルームの1つの机に、中間開放の患者たちが何人か集まっていた。

久しぶりに、人と会話をした。

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閉鎖病棟の保護室からの開放、囚人からやっと自由の身に まとめ

・広島の瀬野川病院では、アルコール依存症の一番重い刑が保護室での監禁です。

・これは鉄格子の中に何日も閉じ込められ、気が狂いそうになります。

・次の段階が、「中間開放」です。夜は保護室に閉じ込めれれますが、昼間はデイルームでテレビを観たり、談笑したり、お菓子を食べたりできます。

・とにかく「人と話しがしたい」気分だっため、中間開放でずいぶん楽になりました。