保護室で隔離中。考えるは離婚、退職のことばかり(2-16)

保護室の中 アルコール依存症・精神病院入院体験談
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保護室で隔離中

保護室の中
フリーフォト写真ACより引用

ぼくはいまだに閉鎖病棟の保護室の中。

4畳半ほどの鉄格子の中、狭い保護室で、世間から隔離されている。

半開放」の処置になればデールームで時間をつぶせるのだが、まだそうなっていないため、独り殺風景な狭い部屋でじっと耐えなければならない。

食事の時間、3時のタバコの時間以外は、保護室から一切出ることができない。

「半開放」になれば、デイルームでテレビを観たり、作業療法で音楽を聞いたり、他の患者とおしゃべりを楽しむことができるので、案外と楽しく過ごすことができる。

だが、まだ独り保護室の刑。

食事が終わったらタバコを吸って、すぐ歯磨きをして、10分くらいはテレビを観られる。

しかしすぐ部屋に戻され、またガチャンだ。

小さな本棚にジャンプやマガジンなどのマンガ雑誌が15冊くらい並べてある。誰かが読み終えた新聞もある。

保護室に入ってしまえばシャバから隔離されているため、2、3日のズレなどは関係ない。

昨日の新聞でも十分である。

古新聞と何冊かのマンガ雑誌を手に保護室へ戻ったが、、まだアルコール離脱症状で頭がボーッとしていて、新聞を読もうがマンガを読もうが、まったく頭に入ってこない

お菓子は売店日になれば購入してもらえるのだが、まだない。

保護室で再飲酒の記憶をはんすうする

保護室で反省する
フリーフォト足成より引用

今、できることといえば。

アルコール離脱症状で苦しい中、過去の記憶、つまり再飲酒に至った記憶を思い起こし、繰り返しはんすうして後悔するのである。

もしかしたら後悔させるために保護室に入れられているのかもしれない。

断酒を失敗し、再飲酒し続けた毎日のことをずっと思い出す。

あの時、あの一杯を我慢しておけばこんな目に合わなかった。

晩酌ていどで抑えておけばよかった。

朝から焼酎を流し込むなんてことをしなければ、こんな辛い目にあわずにすんだ。

妻に迷惑をかけて悪かった。

娘たちを傷つけて悪かった。

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保護室で離婚、退職のことばかり考える

保護室の中で離婚を考える
出典:ひいらぎ法律事務より引用

独り保護室の中で、今から起こるであろう出来事をシミュレーションしていく。

半分片方に妻の名前が記入された離婚届けが送られてくるかもしれない。

解雇の代わりに、退職届けを出すように会社が勧めてくるかもしれない。

そうなるとどうなるだろう。

職がなくなり生活保護になり、独り暮らしの部屋で酒を浴びる日々を送るのではないだろうか。

愛娘たちと別れ、独り部屋にとじこもりやけ酒をあおっているかもしれない。

酔って泥酔して愛娘に逢いに行くかもしれない。

そのまま不審者扱いされ、警察に保護され、措置入院になるかもしれない。

貯金はどのくらいあったか。

金はいつまでもつのだろうか。

独りで飲みあげた末、最後は独り孤独死するのではないだろうか。

いくら考えても時間はたたない。

こんな考え事をまる3日、同じことをえんえんと繰り返す。

保護室の中ではとにかくマイナス思考がつづき、最悪のケースしか思い浮かばない。

保護室で点滴の嵐

保護室で点滴
フリー素材ぱくたそより引用

とつぜん看護師が現われた。

看護師
看護師

ふくさん、次の点滴ですよ、横になってください

点滴はもういい。

が、逆らうと保護室から出してもらえない

言われる通りにベッドに横になり、点滴を刺された。

点滴の成分を見たが、主にブドウ糖になにかの薬がまじっているもので、アルコールの解毒のために行う。

たいして役に立つとも思えない。

点滴は午前、午後と2回もある。

もううんざりだ。

また点滴のスピードを思いっきり早めた。

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保護室で隔離中。考えるは離婚、退職のことばかり まとめ

・アルコール依存症で入院した場合、保護室に3~4日は閉じ込められます。

・その間にアルコール離脱症状が抜けるのを待ち、解毒のため毎日数本の点滴を打たれます。

・保護室で独りずっと考え事をさせられるのですが、アルコール性うつのせいで最悪の事態ばかり考えてしまします。

・食欲はなく、毎食後と3時のタバコの時間だけが楽しみの日々が続きます。

・とにかく入院して保護室はつらいです。