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アルコール依存症でまた入院。そして閉鎖病棟の保護室へ(2-8)

アルコール依存症が発狂 アルコール依存症・精神病院入院体験談

アルコール依存症でまた入院、閉鎖病棟の保護室へ

アルコール依存症で保護室
フリー素材イラストACより引用

焼酎の入れすぎで半分意識がない、半分起きている

そんな状態でストレッチャーに乗せられたぼくはずっと廊下を通り、ドアを開け、どこかの部屋に入った。

じょじょに酒が抜け、意識が戻ってきた。

気がついたら、鉄格子の部屋の中で寝かされていた。

ふく
ふく

まただ・・・・・・
また保護室だ・・・・・・

また前回と同じ保護室。

壁は茶色く塗られた木の壁。茶色く塗られた床のタイル。鉄格子の面は、警察署とは違って茶色く塗られ、むき出しの鉄ではない。鉄格子にはめられている扉も、茶色い木目のビニールが貼られている。格子と格子のあいだには、プラスチックの透明な板がはられている。

木の壁には、「出してくれー気が狂いそうだ」とか「しにたいしにたい」など、保護室に閉じ込められた患者が必死に爪でひっかいた後がある。

天井は、白だったのがうす汚れて染みがついたような色に変わっている。

蛍光灯と直径15センチくらいのスピーカー、火災報知器にスプリンクラー。天井の角には、50センチ四方くらいの黒いプラスチックの板があり、そこに透けて監視カメラが見える。

なにもかも茶色だった。

床には一畳くらいの水色のマットが地べたに直に敷かれている。マットの上には、ベージュ色の古めかしい掛け布団。シーツはない。

奥にはトイレがある。ステンレス製の鈍く光る便器があり、座面は一応プラスチックで肌色になっている。

トイレットペーパーが1つ、奥に置いてあった。

小便をしても、自分では流せない。話によると、便器の水を飲む患者がいたので、部屋の外でボタンを押さないと流れない仕組みになったようだ。

なので、大をしても看護師が通りかからないと水は流せない。臭いにおいが充満するため、ティッシュペーパーで排泄物の上にフタをするしかない。

あまりにも臭うと、いちいち看護師を呼んでトイレを流してもらう。

そう、前回とまったく同じだ。

アルコール依存症はほぼ保護室で点滴を打たれる

アルコール依存症は点滴を打つ
フリー素材ぱくたそより引用

患者の間では「Z」と呼ばれる、閉鎖病棟の保護室の中にぼくはいた。

保護室に監禁された

もちろん鉄の扉は鍵がかかっている。押しても引いてもビクともしない。ただひとり、鉄格子の部屋に監禁されている。前に入院した時とまったく同じである。同じような部屋が右にも左にもある。

前回は、夜寝る時間に怒鳴ったり壁を殴りつける患者が何人もいて、寝るどころではなかった。妻は耳栓を用意してくれたのだろうか。

アルコール依存症者はまず保護室に入れられ、解毒用の点滴を打たれる。最低4回は打たれる。午前、午後、午前、午後と最低2日は点滴に縛り付けられ、不自由この上ない時を過ごす。

症状が酷い患者はは1週間も続けて点滴を打たれていた。点滴棒を持ちながら喫煙所に行ったりするためとても面倒くさい。

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保護室では時間がたたない

アルコール依存症の点滴
フリーフォト写真ACより引用

寝ころんで、天井をぼーっと見ていた。そしてときどき通りかかる看護師を鉄格子のすきまから見る。

今は廊下に時計があるのだが、そのころはまだ時計がなく、今何時なのか時間がいくら経ったのかがわからなかった

10分ほど時が過ぎた、いや、1時間くらい過ぎたのではないか。時間が全く分からない。

アルコールが抜けていき、だんだん正気に戻ってくる。正気に戻るにつれて、離脱症状が出始め、不安感、恐怖感などが心の底から湧き上がってくる。

精神的な離脱症状が治まるまで3~4日かかる。その間に手の震えや発汗も出てくる。

早く時が過ぎてほしい。が、時計がないことには時間がわからない。

保護室の中で狂いそうになる

アルコール依存症が発狂
フリー素材ぱくたそより引用

また保護室。ここにずっと閉じ込めらていたら発狂しそうになる。

いったことはないが、刑務所の中の独居と同じようなものではないか。

ただ、アルコール離脱症状が襲ってくるため、正気でいるよりはるかにつらい。正気を保てなくなり、発狂しそうになる。

ここにいったい、何日閉じ込められるのだろうか。ぼくは正気でずっといられるのか、それとも正気を保てなくなるのか・・・・・・

そんなことを考えつつ、茶色の鉄格子を見ながらぼうぜんとしていた。

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アルコール依存症でまた入院。そして閉鎖病棟の保護室へ まとめ

●まとめ

・アルコール依存症で入院すると、たいてい保護室に閉じ込められます。

・保護室でアルコール解毒用の点滴を打たれますが、1回2時間、午前午後が2~3日続き、つらい目に合います。点滴の成分をみたらたいしたものは入ってなかったのでポカリスエットでも飲んでた方がマシではないのか、と思いました。

・そのころの瀬野川病院はタバコが吸えた(今は全面禁煙)ため、タバコが唯一の気分転換で、待ち遠しい限りでした。

・とにかく辛いばかりなので、入院せずに済むなら入院しないほうがいいでしょう。