「瀬野川病院」まで妻が来た!ついに離婚か?(1-13)

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離婚でマイナス思考 精神病院閉鎖病棟・入院体験談1
フリーフォト写真ACより引用
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看護師
看護師

奥さんがこられてますので出てください

そう言われて、保護室の鍵を開けられた。

扉をあけ、ぼくはデイルームへと重い足取りで向かった。

瀬野川病院まで、家から20キロ以上離れているが、それでも妻は来てくれたのだ。

しかし、そこには心配そうな顔した妻が立っていた・・・・・・

などということはまったくなく。

入院セットの黒いボストンバッグを持ち、これほど憎らしいものはない、といった顔をしてぼくをにらんでいた。

再入院して怒る妻
フリーフォト写真ACより引用

妻はぼくの入院にはもう慣れてしまっていた。

黒いボストンバッグに、瀬野川病院で必要なモノ、下着3着にTシャツ半ズボン、洗剤、歯磨きセット、コンタクトレンズ、洗浄液、シャンプーにボディーソープ、耳栓、テレフォンカード、飴類などを手慣れたように準備していた。

無言でボストンバッグを手渡された。

どういう思いで病院まで来たのだろうか。

もうあきれ果てているのだろうか。

別れようと思っているのだろうか。

表情からはよくわからなかった。

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離婚したい

無言の空気に耐えられなくなった、ぼくのほうが先に声を出した。

ふく
ふく

どうするつもり?

嫁

もう疲れた。離婚したい

ふく
ふく

それなら、離婚届けを送ってくれ

嫁

ちょっと考えさせてくれる?

離婚届け
出典:ひいらぎ法律事務所
https://www.himeji-rikon.com/200/20001/ より引用

それだけ言うと、妻はそっぽをむいてデイルームから出ていった。

愛情」などはすでに消えていた。

結婚して10年。

とうとうこの日がきた。

離婚か・・・・・・

10年間、作り上げてきたモノをすべて失う。

家族として過ごしてきた10年間。

全部失う。

娘2人の親権は、入退院を繰り返し休職している父ではなく、看護師として真面目に病院に勤めている母へと、家裁は判決するに違いない。

娘たち

平和な家庭。

可愛い2人の娘。

ぼくがみな、壊した。

すべて台無しにした。

どす黒い嫌な感情が胸から吹き出し、嘔吐しそうになった。

離婚でマイナス思考
フリーフォト足成より引用

この状況は、耐えられない。

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マンガ雑誌があった

どす黒い嫌な感情が身体中から吹き出し、耐えられなくなった。

看護師に言って、精神安定剤をもらった。

また点滴らしい。

保護室に戻る前、デイルームに20冊くらい置いてあるマンガが目についた。

「少年サンデー」「少年マガジン」「少年ジャンプ」・・・・・・

昔読んでいた懐かしい雑誌だ。

どの本もボロボロで、表示は白くなっていた。

どうにか「マガジン」と読み取れるものもある。

表紙が無い物も何冊かあった。

マンガ雑誌
フリーフォト写真ACより引用

少年ジャンプを2、3冊取った。

NARUTOがあったので読んでみたが、どれも覚えがあった。

表紙をよくみると、「2008年」「2009年」「2010年」で、NARUTOはコミックですでに買っていた。

ジャンプを手に取り、保護室にもどった。

NARUTO以外のマンガも読もうとしたが、まったく頭に入らないので止めた。

独りになり、またマイナス思考に

独りになると、またマイナス思考の渦に巻き込まれていく。

離婚でマイナス思考
フリーフォト写真ACより引用

離婚が怖い

娘たちと離れたくない

もう死にたい・・・・・・

死ぬ、生、死、生死生死生死生死・・・・・・

恐い、恐い、恐い恐い恐い恐い恐い・・・・・・

頭がおかしくなる!

看護師を呼んだ。

ふく
ふく

どこでもいいから他所にいかせてくれ!保護室は耐えられん!

看護師
看護師

そうですね、ふくさんは落ち着いてるし。半開放にできるよう頼んでみます 。

ふく
ふく

明日から、半開放か・・・・・・

夕飯を食べたあと、睡眠薬をもらい眠りについた。

何も考えずに眠るのが一番いい・・・・・・

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瀬野川病院まで妻が来た!離婚か? まとめ

●瀬野川病院まで妻が来た!離婚か?入院体験談(1-13) まとめ

・最初のうちは入院するたびに妻は激怒していました。
離婚するかしないか、本当に悩んで考えていたようです。
それでも週に1回の売店日に必要な金、自販機でコーヒーを買えるようにWAONカードなどを必ず送ってくれました。
感謝しなければなりません。

・長女が高校受験の年だけは入院してくれるな、と何度も言われましたが、再飲酒してまた入院してしまいました。
その時、妻に猛烈なストレスがかかったのでしょう。
妻は声が出なくなってしまいました
本当にすまないことをしたと思います。

入院10回目ともなると、妻も慣れた調子で、少々何が起こっても動じなくなっていました。
生命保険給付金が入るので「お勤めいってきます」というと「がんばってらっしゃい」という感じです。
慣れとは恐ろしいものです。